(11時、コード3479)貸会議室のTKPが⼤幅に反発している。⼀時、前⽇⽐690円(18.5%)⾼の4415円を付けた。15⽇、シェアオフィス「リージャス」を展開するスイスのシェアオフィス世界⼤⼿IWGの⽇本法⼈を買収すると発表した。買収額は現時点で非公表だが、TKPは「詳細は16⽇の説明会で答える」としている。今後の業績拡⼤に期待した買いが⼊った。
SMBC⽇興証券の⽥沢淳⼀シニアアナリストは15⽇付のリポートで、買収について「TKPの本業である貸会議室と親和性が⾼く、市場の持続的な成⻑が⾒込めるシェアオフィス事業を急速に加速できる」と前向きに評価した。
業績の⾼成⻑が続く⾒込みであることも好感されている。同⽇、20年2⽉期の連結純利益が前期⽐73%増の32億円になりそうだと発表した。空室のあるオフィスビルへの出店を進め、時間貸しに加えて短〜中期の利⽤需要を掘り起こす。このほか、前期に計上した投資有価証券評価損などがなくなる反動も出る。