貸会議室⼤⼿のティーケーピー(東京都新宿区、河野貴輝社⻑)は、上質なコンパクト(カプセル型)ホテルを展開するファーストキャビン(同千代⽥区、来海忠男社⻑)とタッグを組み、東京・市ケ⾕の本社ビルに都内初の会議室併設型コンパクトホテル「ファーストキャビンTKP市ケ⾕」を15⽇に開業する。
7⽇に開業記念式典を⾏い、河野社⻑や来海社⻑ら関係者がテープカットで門出を祝った。
TKP市ケ⾕ビル(新宿区市⾕⼋幡町8)の本館と別館のうち、主に倉庫として使っていた不稼働スペース1767平⽅メートルを165室の簡易宿所にコンバージョンした。うち、15室はファーストキャビンのノウハウを⽣かして⾶⾏機の客室をイメージした「ファーストクラス」と位置付けた。
地⽅からの出張を伴う会議や宿泊研修に加え、訪⽇外国⼈を含む旅⾏者とビジネスマンの需要を取り込む。働く場、憩える場としても機能するよう、館内に⼤浴場やロビーラウンジも備えた。
設計はプランテック総合計画事務所、施⼯はプランテックファシリティーズが担当した。ティーケーピーは働き⽅改⾰の新たな取り組みとして、同施設で⾃社の従業員に朝⾷を無料提供し、客室での仮眠や⼤浴場を使えるようにする。河野社⻑は「働く時間の多様化に対応し、働き⽅改⾰の新たな実験場にしたい」と語り、この取り組みがうまくいけば、今後は近隣の企業にむけて同様の福利厚⽣サービスとして提供する⽅針だ。