貸会議室の運営大手のティーケーピー(TKP、東京)は19日、大阪駅近くで「アパホテル〈TKP大阪梅田〉」(仮称)を2019年5月に開業すると発表した。その隣にある阪神高速が貫通するビルにはTKPの貸会議室があり、その利用者を宿泊客としても取り込むのが狙いだ。
ホテルは14階建てで、客室数は161室。全国でホテルを展開するアパホテル(東京)のブランドを使い、TKPが運営する。1泊9千円程度で、社員研修などで貸会議室を利用する客だけでなく、駅への近さから観光客の宿泊も見込んでいる。
TKPは大阪市内で24カ所の貸会議室を展開している。河野貴輝社長は19日、大阪市での会見で「高速道路が突き抜けるシンボリックなビルの横にホテルを作りたかった」と話した。
(中島嘉克)