ティーケーピーが帯広進出 アパ1、2階を運営

2016-04-20

十勝毎日新聞に「TKPガーデンシティ帯広駅前」の記事が掲載されました。

 貸会議室業界最大手のティーケーピー(東京、河野貴輝社長)は5月1日から帯広市内のアパホテル帯広駅前の会議室を借り上げ、貸し会議室の運営に乗り出す。また、同ホテル内のレストラン2店舗も自ら経営する。道内では札幌に次いで2都市目の進出となる。

 貸し会議室需要に加え、同社の飲食部門での十勝産食材の調達拠点にする狙いがある。帯広営業所も同ホテル内に開設する。

 同社は2005年設立で、企業向けの貸し会議室約1600室を直営する他、ホテル宴会場、レストラン、宿泊研修施設経営などを手掛ける。海外でもニューヨークなどに展開している。年商は178億円(15年3月期)。16年3月期は230億円を見込む。

 同社がアパホテルから借り上げて運営するのは、同ホテル帯広駅前の1、2階部分で、レストラン2軒と宴会場、貸し会議室3室。最大で99人を収容できる。1、2階を「TKPガーデンシティ帯広駅前」として5月1日にオープンする。

 2階のレストランは同社の外食ブランド「絆」を導入し、「中華レストラン絆」と名称を改める。現在、同ホテルのレストランなどで働く従業員の雇用は維持する方針。

 同社は飲食部門でレストラン経営や弁当の製造販売などを手掛けている。すでに札幌市内などで展開するレストランでは十勝産食材を利用しているが、帯広進出を機に仕入れ先の拡大などを図っていく考えだ。

 河野社長は「十勝のブランド力は高い。当社の飲食部門を通じて、十勝の食を全国、世界に発信できれば」と話している。