仙台、貸会議室が盛況、TKP、6ヵ所目開業、学会・企業の需要獲得。

2015-11-05 日本経済新聞に弊社の仙台での動向について掲載されました。
 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・新宿)は5日、仙台市で6カ所目となる貸会議室を開業する。仙台には2010年に進出。既存5施設の平均稼働率は約6割と、同社が展開する国内29都市の中で最も高いという。ホテルと公共貸会議室の中間の価格帯・サービスが人気で、地元の不動産会社も自社の貸会議室を増やすなど市場が活発になっている。

 5日に開業するのは「TKPガーデンシティプレミアム仙台東口」。仙台駅東口に立地する大型オフィスビル「アゼリアヒルズ」に入居し、5つの会議室を用意する。これまでは仙台駅西口や仙台市役所周辺に店舗を集中させていたが、再開発が進む東口に進出する。

 新施設の開業により、同社の仙台市内の会議室数は計36室から41室に増える。足元の平均稼働率は6割前後で全国で最も高い水準だという。

 大学が多く立地する仙台では医学や薬学を中心に学会の開催頻度が高い。全国展開する企業も東北地区の研修や表彰式など社内行事を仙台で開くケースが多い。一時よりは減っているが、東日本大震災の復興関連イベントもあり、会議需要は他都市に比べて大きい。

 TKPは立地にもよるが100人前後の部屋を1時間あたり2万円前後で貸し出す。立食パーティーを開けるなど使い勝手も高めている。

 これまで仙台市で会議用に部屋を借りる場合、ホテルの宴会場か公共施設系の会議室などに限られた。ホテルは飲食など付帯サービスは充実しているが、部屋代がTKPの倍程度かかるケースもあるという。公共施設は安価だが利用に制約も多く、二極化していたサービスの中間層を狙う考えだ。

 17年には仙台駅東口にビジネスホテルを開業する計画。日程が連続する会議では宿泊需要も生まれるが、ホテル稼働率が高い仙台では予約を取りにくい。「貸会議室とホテルをワンセットで提供する」(及川弘志仙台支店長)考えだ。

 需要増を踏まえ、地元の不動産会社も貸会議室事業を拡大している。土屋不動産(仙台市)は貸会議室を7月に2室増やし、計8室とした。「費用が高いホテルから貸会議室に代える動きが出ているようだ」と話す。

 いぶきエステート(同)は現在4室の貸会議室を運営するビルに加え、今春、別のビルに新たな貸会議室を開業した。同社は「関東の大学が立地の良い駅前で説明会などを開くニーズは大きい。テナントに貸すよりも収益率は高い」と指摘する。