未開の地はそこに--「空き地」もったいない、駐車場の上に空中店舗。

2011-01-01

日経MJに当社記事が掲載されました。

 活用されていない「空き地」を、収益を生み出す空間に変える。そんな企業が不況下で活躍しはじめた。貸会議室運営のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)が2010年3月に進出したのはアパホテル&リゾート東京ベイ幕張(千葉市)の地下にある元従業員更衣室だ。

 元は幕張プリンスホテルで、05年にアパグループ(東京・港、元谷外志雄代表)が買収。従業員数の減少で使わなくなったスペースを、TKPが12~90席の大小4室の会議室に改装した。窓がなく部屋の中央に柱があるなど一見、悪条件だが「集中して研修に臨める」と企業から利用の申し込みが相次ぎ、11月は93%と高稼働率を維持する。

 駅ビル内の倉庫など他業種が出店しにくい場所も同社には好適立地。河野社長は「ダウンサイジング経営の世の中だけに物件は安く仕入れられる。そこにいいサービスをつけて安く提供するから人気がある」と話す。
(以下略)