TKP、仕出し弁当事業買収、会議室とセットで提供。

2013-03-04

日本経済新聞に当社記事が掲載されました。

 貸会議室最大手のティーケーピー(TKP、東京・新宿、河野貴輝社長)は仕出し弁当事業を本格展開する。老舗の弁当製造販売会社、常盤軒(東京・大田、小松久美子社長)から仕出し弁当の製造販売事業を買収した。外部調達が主だった仕出し弁当の内製化を進める。会議室とセットで提供しやすくなり、顧客の利便性を高める。

 常盤軒は老舗有名ホテル向けに仕出し弁当を供給するなど、味や品質に定評がある。直近の仕出し弁当事業の年間売上高は約5億円。買収額は明らかにしていないが数億円のもようだ。

 TKPは全額出資子会社の常盤軒フーズ(東京・新宿)を設立、仕出し弁当事業に関連する工場などの資産を譲り受けた。約30人の正社員も受け入れる。自社の会議室サービスに活用するだけでなく、他の施設向けへの供給や百貨店などでの販売も視野に入れる。

 TKPの料飲事業の年間売上高は約20億円。今回の事業買収を機に早期の倍増をめざす。