貸会議室、なぜ増える?――空き室活用、手軽に開業(エコノ探偵団)

2012-05-26

日経プラスワン に当社記事が掲載されました。

「最近、オフィス街を歩いていると、貸会議室の看板がよく目につくんだ」。会社勤めの友人の言葉に、探偵の松田章司は首をかしげた。「ムダな会議は減っていそうなものだけど、なぜ増えているんだろう。裏に何かあるな」

(中略)

「貸会議室が増える理由はわかってきたけど、なぜ使われているんだろう」。全国約120施設で貸会議室を運営するティーケーピー(TKP、東京都中央区)社長の河野貴輝さん(39)を訪ねると、「企業だけでなく、個人を含めて様々な使い方がありますよ」と意外な答えが返ってきた。

例えば目立つのが、企業の採用試験や就職説明会。近年は年間を通じて利用する企業も増えているという。さらに一般の消費者に製品を紹介するセミナーや株主総会。不祥事を起こした企業の謝罪会見や、倒産した企業の債権者集会などは、縁起が悪いなどの理由でホテルなどの宴会場では開けないこともあるという。さらに最近は残業などが減ったせいか、個人が趣味のサークル活動に使う場面も目立ってきたという。

(以下省略)