TKP、仙台で短期貸事務所、会議室も増強、復興需要見込む。

2011-07-27

日本経済新聞に当社記事が掲載されました。

 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)は8月、仙台市で事務所を短期間貸し出す「サービスオフィス」事業を始める。東日本大震災で社屋が被災した企業や、復興支援関連で仙台に進出する企業の利用を見込む。市内で既に展開している貸会議室も稼働率が好調なため増強する。

 JR仙台駅西口から徒歩約5分の場所にあるビルに来月1日、短期貸しオフィスを開設する。1~4人用の14室を用意。電話やインターネット回線、プリンターなど業務に必要な設備をそろえるという。1カ月当たり3万1500円から利用できる。

 TKPは全国の約100カ所で貸会議室を展開するが、短期貸しオフィスを運営するのは仙台が初めて。確実な需要が見込める仙台でノウハウを蓄積し、他の主要都市にも広げたい考えだ。

 貸会議室は短期貸しオフィスと同じビルに、4室204席を設ける。仙台市内で4拠点目となり、室数で3割、収容可能人数で2割の増強になる。

 仙台では復興関連の会議が増えており、同社の既存の貸会議室は稼働率が9割まで高まっている。今後もしばらくは復興需要が続くと見て増設を決めた。