企業の「スリム経営」支援、貸会議室・オフィス続々、仙台市内、空室を有効活用。

2010-08-11 日本経済新聞に当社記事が掲載されました。
 事務所の縮小など企業の「スリム経営」を支援するサービスが仙台で広がっている。森トラストが貸会議室を開業するなど、時間貸しの会議室や小規模オフィスが相次いで登場する。会議スペースを持たない企業には時間貸しの需要がある一方、空きオフィスを抱える不動産会社は空室の有効活用を探っていた。仙台のオフィス空室率は高止まりしており今後も同様の施設が増えそうだ。

 森トラストは今月開業した仙台トラストタワーに11日、貸会議室「トラストシティカンファレンス」を開設する。ビル5階に6室を設ける。料金は最も小さい60平方メートルの部屋で3時間2万円から。同タワーの入居企業で会議室を持たない企業の利用を見込む。ビル内に貸会議室があれば、入居企業は専用の会議室が不要になりオフィス利用の自由度が高まる。貸会議室は外部の企業も利用できる。

 貸会議室運営大手のティーケーピー(TKP、東京・中央)も仙台に本格進出。23日にJR仙台駅近くの新築ビル「ソララガーデン」の2~4階に総面積約1400平方メートルの大型施設を開く。

 オフィスを小規模に区分けして貸し出すレンタルオフィス事業も活発だ。不動産会社の東日本不動産(青森県弘前市)が仙台に進出。1月の開業当初は1カ月単位の契約だったが、このほど2日間から利用できるサービスを始めた。個室を1カ月借りると8万4000円かかるが、2日間なら1万2600円で使える。出張者のビジネス拠点として利用を見込む。

 このほか英国系の日本リージャス(東京・港)も3月、仙台駅に隣接するオフィスビル「仙台マークワン」に50以上の個室を持つ施設を設けた。

 仙台で貸会議室やレンタルオフィスが増えているのは、企業が経費削減を狙ってオフィスを縮小している背景がある。会議室を持たない企業が増えており、時間貸しのニーズがあった。一方、仙台は相次ぐオフィスビルの建設で空室率が高い。空室のままにしておくより時間貸しした方が得策と考える不動産会社の思惑と合致した格好だ。