貸し会議室大手 「TKP」 松山市駅前に11月開業

2019-08-07

 貸し会議室大手のティーケーピー(TKP、東京)と、レンタルオフィス運営を手掛ける同社完全子会社の日本リージャスホールディングス(東京)が共同施設を松山市千舟町4丁目のビルに11月以降順次オープンすることが6日、分かった。両社の共同直営施設は福岡県に続き2拠点目。<br>  ビルの2、4、5階を「TKP松山市駅前カンファレンスセンター」として開業。会議室は全10室で延べ床面積約835平方メートル、計609席を備える。20人程度で使う部屋や144人収容のホールなどを設け、主に企業を対象に時間単位で貸し出す。オープンは11月1日の予定。<br>  1階には「リージャス松山市駅前センター」を開設する。総面積約332平方メートルでレンタルオフィスを主軸に、県外からの松山進出企業や起業志望者などの利用を想定している。受け付けや事務所の運営機能をカンファレンスセンターと共有し、スペースの有効活用や顧客サービス向上を図る。<br>  TKPの担当者は「伊予鉄道松山市駅周辺は企業数が多いもののホテルや宴会場が少なく、会議室やオフィスの需要が見込まれる。利便性を生かして利用を広げたい」としている。<br>  TKPは全国に貸し会議室など約260拠点を展開。日本リージャスはレンタルオフィスなど約150拠点を持ち、5月にTKPが完全子会社化した。<br>  問い合わせは、カンファレンスセンターが松山会場専用回線=電話082(909)2615、市駅前センターが日本リージャスホールディングス=電話(0120)965412。(原田茜)<br>