TKP、台湾リージャス買収し36店開発 -アジア皮切りに欧米など海外に出店攻勢

2019-08-19
 ティーケーピー(TKP)は海外事業を本格化させる。4月にレンタルオフィス世界大手・IWGの日本事業を買収したのに続き、このほどIWGの台湾子会社13社(台湾リージャスと総称)を傘下とし、台北を中心とする同国の市場に参入した。台湾リージャスが運営する拠点は現段階で14カ所だが、TKPは向こう6年で36カ所に増やすとの目標を掲げる。台湾事業を布石として、アジアや欧米などに拠点を拡大する。
 TKPとIWGは日本で共同出店する提携契約を4月に締結した。6月にはTKPがIWG子会社の日本リージャスホールディングスを買収し、レンタルオフィス事業に参入した。TKPは過去に米国・ニューヨークやニュージャージーに出店したが、単独での海外出店は進んでいなかった。IWGと組んで海外出店を加速する狙いだ。今回、台湾で大きなシェアを持つ台湾リージャスの全発行済み株式をIWGから取得するとともに、台湾でリージャスブランドを展開する独占契約をIWGと交わし、台北で事業を拡大する体制が整った。今後6年間で36店(総延床面積3万7500m2)を台湾に出す。それらのうち、TKPとリージャスの共同店舗は3年間で10カ所に出店する計画だ。
 TKPによると、台湾でもレンタルオフィス市場は急速に成長しており、リージャスとの共同事業には大きな可能性があるという。時間貸しや短・中期貸し、サブスクリプションなど多様な契約形態を組み合わせながら拠点網を拡大するとしている。台湾リージャスの企業価値は2270万ポンド(日本円で29億2700万円)。この金額をベースに純有利子負債などの調整を加え、買収金額を確定する。