TKP、営業益初の100億円、22年2月。

2019-06-03

2019年5月31日の日本経済新聞にリージャス買収の記事が掲載されました。

 貸会議室大手ティーケーピー(TKP)の2022年2月期の連結営業利益が20年2月期予想より6割強多い100億円程度になる見通しだ。100億円超えは初めてとなる。「リージャス」などのブランドでシェアオフィスを世界に展開するIWG(スイス)の日本事業を買収する効果などが出る。

 TKPは空きビルを借り上げ、貸会議室に改装して企業などに時間単位で貸し出している。31日にはIWGの日本法人「日本リージャスホールディングス」の全株式を取得し、子会社化の手続きが完了する見通しだ。買収額は450億円程度だった。

 22年2月期の売上高は750億円程度と今期予想から8割程度増えそうだ。主力の時間貸し会議室では高水準な稼働率が続く見通し。好立地の商業施設などへの出店を加速する。買収で新たに加わるシェアオフィスも「働き方改革」を背景に利用者数が拡大しそうだ。貸会議室とシェアオフィスを合わせた国内の拠点数は現在、約400拠点だが、今後10年で1500拠点まで拡大させる。

 20年2月期の連結業績見通しは、売上高で前期比19%増の422億円、営業利益で4割増の60億円といずれも過去最高を見込む。