丸井南館8月撤退*経営資源を集中 札幌駅前に対抗

2018-05-21 2018年5月19日の北海道新聞に、現「丸井今井札幌本店南館」への出店についての記事が掲載されました。
 札幌丸井三越(札幌)は18日、丸井今井札幌本店の4館のうち南館(札幌市中央区南1西1)の営業を8月26日で終えると正式に発表した。札幌三越の2館と合わせた5館に集約して経営資源を集中させ、東急ハンズの移転などで集客力が高まる札幌駅前地区に対抗する。

 建物を所有する高桑ビル(札幌)とのビル全体の賃貸契約を10月末で終了する。2002年に開業した南館は地下2階地上8階建てで、売り場面積は約7900平方メートル。自社で運営している5~7階の家具などの売り場は、一条館の6~9階に移転。北海道日本ハムや北海道コンサドーレ札幌の公式ショップも、新たにレバンガ北海道のショップを加えて同館9階に移設する。

 札幌丸井三越は同じエリアに多くの館を持つことで経営資源が分散し、管理コストもかさむなどの課題を抱えていた。集約を進めるため14年に丸井今井大通別館、15年に札幌三越アネックス館から撤退し、今回の南館撤退で「一連の集約計画は完了した」(同社)。今後は5館体制を続け、主力の大通館や一条館、好調な外商部門などに経営資源を振り向け、収益改善を図る。

 南館の地下2階から地上4階に入るジュンク堂書店は、高桑ビルと賃貸契約を結んだ上で営業を継続。5~7階は貸し会議室国内大手のティーケーピー(TKP、東京)が借り、貸し会議室や貸しホールとして11月から営業を始める。TKPは「セミナーのほか、休日は地域イベントでも活用できる空間にしたい」と話す。

 ジュンク堂書店の三渡修司札幌店長は「好立地でこれだけ広いスペースはなかなか借りられない。TKPとの相乗効果もあり、撤退後も売り上げは減らないだろう」と強調。丸井三越も「ジュンク堂やTKPの集客力に今後も期待したい」(経営企画担当)と話す。