本日の建通新聞に、「アパホテル〈TKP大阪梅田〉」(仮称)についての記事が掲載されました。

2017-12-21

TKP 大阪の拠点にホテル併設へ

 貸会議室事業などを手掛けるティーケーピー(東京都新宿区市谷八幡町8)は、アパホテルとフランチャイズ契約を結び、会議と宿泊を融合した「ハイブリッドホテル」の開発を進める。会議利用者の宿泊需要を自社開発のホテルに直接的に取り込むのが狙いだ。12月19日にはTKPガーデンシティ大阪梅田(大阪市北区)の隣接地で、関西圏初となる(仮称)アパホテル〈TKP大阪梅田〉新築工事に着手。今後も大阪・関西圏にある会議室の近隣でホテル開発を積極展開する方針だ。

 12月19日に行われた起工式前の記者発表にはティーケーピーの河野貴輝社長、アパグループの元谷外志雄代表が出席した。

 河野社長は「新入社員研修など会議利用者の宿泊ニーズが高まっており、会議と宿泊をセットにすることで相乗効果が生まれる」などと、ホテル開発に取り組む経緯を説明。2014年以降、全国で6棟の実績があるアパホテルとのフランチャイズ契約による連携を強調する。

 元谷代表は「(フランチャイズによる開発の)目標とする10棟に向け、予想を超える速さで展開している」と話し、「成長著しいティーケーピーと組むことは、アパホテルのFC展開を進める上でも有効だ」と期待を込めた。

 ティーケーピーが会議室などを備える拠点施設は大阪市内で24カ所、関西全体では37カ所ある。今後の展開については、「大阪では今後も会議室があるエリアにホテル開発を進める。アパホテルと組んで事業を行う物件の他、単独で開発するケースもある」(河野社長)、「東京の次に力を入れているのが大阪だ。10棟と言わず、さらに拡大していきたい」(元谷代表)と、共にホテル開発の拡大に意欲を示した。

 アパホテル〈TKP大阪梅田〉は鉄骨造14階建て延べ2,519平方㍍の規模。客室数は161室でダブル160室、デラックスツイン1室の内訳。レストランも設ける。隣接するTKPガーデンシティ大阪梅田とともに、MICE需要・ビジネス用途を中心に観光需要も見込む。

 建設地は大阪市福島区福島5ノ43ノ7他(住居表示=5ノ4)。敷地面積は584平方㍍。完成は19年3月上旬を予定している。

 設計はアパマンションアパグループ一級建築士事務所(東京都港区)、施工はアパマンション大阪支店(大阪市北区)が担当。