東京・国会議事堂近くに会議室ビル 「TKPガーデンシティ永田町」8月に本格稼動

2014-06-20

国際ホテル旅館に「TKPガーデンシティ永田町」と「TKPガーデンシティ札幌駅前」について掲載されました。

全21室1,995名収容 懇親会の利用も可能に

 貸し会議室大手のティーケーピー(TKP 東京都新宿区)は、東京都千代田区の「東京平河町ビル」1棟を賃貸借契約により、「TKPガーデンシティ永田町」として稼動させているが、現在の1階2階に続き8月に全フロアをオープンさせる。

 同施設は永田町駅より徒歩4分の立地にあり、8月の全館グランドオープンにより、全21室1,995名の収容が可能になる。中でも天井高3mの1階の大ホールは開放的名空間となっており、通常の会議や研修などと合わせ、その後の懇親会にも利用可能だ。グランドオープンの際にはTKPは、企業のパーティに加え、立地の特性を活かしたイベントなど、多様な用途で利用できるよう対応していく。

 「TKPガーデンシティ永田町」がある永田町駅の周辺は国会議事堂を中心に首相官邸、衆議院議長公邸・参議院議長公邸、諸政党の本部などが立地し、隣接する霞が関と共に日本の国家中枢機能が集中している。このエリアの顧客の開拓と需要の拡大を見込んでいる。

 TKPは全国はもちろん、海外に1,300室の会議室・宴会場を運営しており、会議や説明会、各種パーティなど月間8,000社の企業が利用している。今後同社は、貸会議室事業の国内ネットワークの更なる拡充と、ホテル内宴会場の運営を柱に、ニューヨークはじめ、アジア各地へのグローバル展開も積極的に行っていくほか、加えて、3つ目の柱である事業再生ビジネスを核として新たなサービスを展開していく考えだ。

8月にホテルオープン 「会議室併設型」札幌に

  同社はまた、この夏に本格的にホテル事業に参入する。このほど、昨年7月から閉鎖していた北海道札幌市のビジネスホテル「旧チサンイン札幌」をキタコー(北海道札幌市)から借り受け、全面改装。法人企業に特化した「会議室併設型ホテル」の運営を開始する。

 「旧チサンイン札幌」徒歩7分に位置し、10階建て、客室203室、会議室26室。

 TKPは全国や海外に1,300室の会議室・宴会場を運営しており、会議や説明会、各種パーティなど、月間8,000社の企業が利用している。近年は宿泊を伴う研修の需要も拡大しているという。そこで同社は貸会議室事業で培った法人向けのサービスノウハウを活用し、ホテル運営事業という新たな事業領域へ踏み出した。

 同社はこの「会議室併設型ビジネスホテル」を開業することで会議室利用企業に、より快適な研修スペースを提供していく考え。

 現在、札幌市内では、「TKPガーデンシティ札幌きょうさいサロン」「TKP札幌カンファレンスセンター」「TKP札幌駅カンファレンスセンター」「TKP札幌ビジネスセンター」「TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前」「TKPガーデンシティアパホテル札幌6施設、計3,800席の貸し会議室・宴会場を運営している。その相乗効果により、多様化する研修ニーズに対応し、札幌での売り上げを現在の倍に当たる10億円にまで引き上げていきたいという。