TKPが旅館再生に進出

2014-11-20

国際ホテル旅館に旅館再生事業進出の記事が掲載されました。

 貸会議室などの運営を手掛けるティーケーピー(TKP、本社東京都新宿区)は伊豆長岡の高級旅館「旧伊豆長岡石亭」を再生、来年1月から「TKP伊豆長岡石のや」として開業する。

 同社が高級温泉旅館事業に参入するのは、今回が初となる。平成21年10月に閉館していた同施設を、総工費2億円で再生。個人客をはじめ、アジアの富裕層や企業のエグゼクティブ層などビジネス団体の研修、海外企業のインセンティブツアーなど新たな顧客層の取り込みも図り、企業・法人の宿泊研修需要に力を入れていく。

 同旅館は19棟の個室客室と大小の宴会場を備える。約2,000坪の石の日本庭園を擁し、庭園を囲むように数寄屋造りの個室が点在する。全ての客室に源泉による温泉を引き、プライベートな空間を確保している。料理は「ハイアットリージェンシー東京」元総料理長の坂本暢氏が監修した、和とフレンチが融合したオリジナル料理を提供する。

 TKPは国内外171ヶ所で1,324室の貸会議室・貸ホール・ホテル内宴会場を運営。月間1万5,000社の企業が利用している。近年は保養所を再生した宿泊研修施設「TKPセミナーホテル レクトーレシリーズ」、会議室を併設したハイブリッドビジネスホテル「TKPアパホテル」なども手掛けてきた。

 今回の「伊豆長岡石のや」で、高級温泉旅館の趣を活かしたハイブリッド宿泊研修施設運営に挑戦する。