貸会議室、研修・採用の利用好調、震災で需要期ずれ込む。

2011-05-17

日本経済新聞に当社記事が掲載されました。

貸会議室の利用が好調だ。企業が東日本大震災の影響で見合わせていた研修・採用活動を再開し、大型連休明けから引き合いが強まった。例年、需要のピークは3月から5月にかけてだが、今年は2カ月ほど遅れて需要期を迎えている。

 貸会議室大手のティーケーピー(東京・中央)では、社内研修や採用試験関連の利用が増えている。「特に大阪や名古屋で需要が好調で、いずれも足元の稼働率は9割」といい、例年の7~8割に比べて高水準となっている。

 通常は2~3月に実施する研修を4月以降に延期した企業が多いほか、4月の新入社員研修を5月以降に延ばした事例も目立つ。

 大阪や福岡では震災直後、東京に本社を置く企業が一時的に機能を移すため貸会議室を利用する例がみられたが、こうした動きは一服。「研修を中心とした従来の利用パターンに戻りつつある」(貸会議室業者)という。